平成18年度 講話スケジュール


いずれも ・午後1時から 「信行会」 ・2時〜3時30分「講話」

会場:東京都大田区池上 日蓮宗宗務院五階 講堂

こころ伝える日蓮宗 

平成18年度テーマ ”私の立正安国論”
 平成21年(2009)は日蓮聖人が鎌倉幕府へ「立正安国論」を奏進されてから750年という年になります。
 今の世、人命軽視、天変地異の続発等、鎌倉時代に酷似した世相となっていませんか?宗門はいま『立正安国・お題目結縁運動』を提唱。いよいよ布教・実動のスタートのときとなりました。18年度も、各界でで活躍されている11名のご講師に「私の立正安国論」のテーマのもと、ご自身の念(おもい)を語っていただきます。  
     ●入場無料   東急池上線 池上駅下車 池上本門寺総門隣 日蓮宗宗務院
日蓮宗宗務院伝道部

第1回 4月7日  世界平和・核兵器廃絶を祈る唱題運動を実践して
功刀 貞如師
日蓮宗常任布教師 日向山仏舎利平和塔主幹 
山梨県 定林寺住職
 平成11年4月より、毎月28日のいのりの日に、日向山仏舎利平和塔の前で、世界平和・核兵器廃絶を祈る唱題運動を実践しています。世界全体が幸せにならなければ、個人の幸せはないという日蓮聖人の教えを、現代の世の中に伝えていきたいと思っています。


第2回 5月12日 そばにいるだけで
植田 観樹師
日蓮宗常任布教師 大阪府 真如寺住職
 自分に何が出来るか。何をしなくては。そんな思いに駆られて何も出来ず、何もしない自分を責める人。業績で評価される現代社会において、何もしないことの大切さをかみしめてみることも必要ではないでしょうか。

第3回 6月2日  日蓮聖人と私
タラビーニ勝亮師
ヨーロッパ新開教地開教師 ミラノ弘法山蓮光寺担当
 私は伝統的な西洋家族(ユダヤ教、カトリック教)に生まれましたが、15歳の時に法華経、日蓮聖人の教えに巡り会い、「立正安国論」に深く感動し、速やかに改宗。日蓮聖人の弟子になりたいという気持ちで、アメリカの大学に入り、仏教学を専攻し、日蓮宗僧侶となりました。その後、祖国イタリアに戻り、2ヶ寺の日蓮宗寺院を設立しました。現在、イタリア全国とフランスにて法華経布教に励んでいます。

第4回 7月7日  「立正安国論」−その道を歩むー
中尾 堯文師
立正大学名誉教授 広島県 十林寺
 日蓮聖人は、ご一生を通じて幾度も「立正安国論」を説き明かし、法華経信仰の道を開かれました。その教えには、私たちが辿るべき信仰の道筋をはっきりと指し示されています。

第5回 8月4日  多くの人たちとの出会いの中で
松島 トモ子氏
女優
 母と共に生きてきた旅路での素敵な人々との出会いを語ります。戦後まもなくシベリヤ抑留中に死亡した父の墓参の話や車椅子ダンス競技会のお話しも。

第6回 9月8日  父武見太郎と、人間の安全保障
武見 敬三氏
参議院議員 参議院自民党政策審議会副会長
 曽て、父武見太郎は医学会におきまして、永年「生命科学(ライフサイエンス)の確立を訴え、今、私は政界におきまして「人間の安全保障」の構築を目指しております。父を語り、私の考えを訴えたく思っております。

第7回 10月6日 人と出遭うことで知る仏性
三田村 昌鳳師
ゴルフジャーナリスト 神奈川県 法勝寺
 報われないかも知れないことに努力を惜しまない人々と出逢って感じる人間、人生のあり方は、まさに菩薩行といえます。「人は何故、高みの領域を目指すのか?」−−−一流選手たちと出会って、その内面に見え隠れする煩悩と輝き。そこに仏性ともいえる種を発見することがあります。


第8回 11月10日 終戦後に生まれて六十年
吉田 弘信師
日蓮宗常任布教師 石川県 全性寺住職
 戦後の民主主義教育の中で育ち、大学は学園紛争で荒れ狂ってました。私はノンポリ・・・。

第9回 12月1日 笑いは心の栄養素
 豊田 慈證師
日蓮宗常任布教師  愛知県 法華寺住職
 「落語を楽しむ会」を始めて十年、見たり聞いたりした落語の世界には、しみじみとした人情が溢れています。また、お説教には笑いの中に仏様の教えを説いた話が数多く語り継がれています。


第10回 19年 2月2日 次の世代(若者)にお題目を伝えたい
江守 幹男氏
全国日蓮宗檀信徒協議会会長 日華化学 江守商事会長
 若者はお寺離れをしている。それは、日蓮宗だけでなく、既成宗教全般に起きている現象であり、それぞれの家庭、宗門は大きな問題である。何故であろうか?

第11回 19年 3月2日  法華経から考える女性の生き方
伊藤 美妙師
全国日蓮宗女性教師の会会長 北海道 瑞玄寺住職
 女性の社会進出が進み、結婚観、人生観が大きく変化してきています。結婚、出産、育児等女性を取り巻く様々な問題を日蓮聖人の女性へ出されたお手紙から考えていきたいと思います。


※ 講師各位の肩書きは平成18年3月現在のものです。



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